2017年08月28日

アート授業風景【えがお8月号】

56月のアートクラス、「紙すき」体験の後半です みんなで力を合わせて作った「紙の素」を、いよいよハガキの形にしていきます。



木枠・布・クリアファイルを重ねたところにトロトロの紙の素を流し込み水を切ります。

穴が空いた所は少し液を足してヘラで叩き込むように補修します。

このあたりの作業は子どもたちには少し難しいですが67回漉く中でコツを掴んでどんどん上達していきました。


なるべく少量を上手に広げると薄い紙になるよと話すと、必ず現れる逆のことをしてみたくなっちゃう子(笑)。

3cmくらい流し込んでまるで豆腐みたいなフカフカの物体を作りました。子どもたちの好奇心って本当におもしろいですね。


講師も3cmの厚さはやったことがなかったので乾いたらどうなるのか楽しみにしていましたが、なんと!普通に少し厚手のハガキになりました。

ただすごく硬く仕上がるのでハガキというよりは色紙(しきし)に近いような感じでしょうか。

用途に合わせて作り分けたらいいかもしれないですね。


白いシンプルなものを作った後は、それぞれ自由に色や飾りを付けてオリジナルハガキ作りに挑戦です。

紙の素に絵の具を混ぜて色付けできますが、ミキサーにかける時に色和紙をちぎってまぜてもまた違った色合いになってきれいでした。

流し込む時に工夫してマーブル模様やチェック柄を表現したり、裏と表で違う色にしたり......。そしてそこに毛糸やビーズ、押し花などで飾りつけしました。






子どもたちみんなとても楽しかったようで、「紙すきこれから毎年やりたい」との声がたくさんあがり、紙についての関心を深める良いきっかけとなりました。

                  


アート講師・・・天野






Posted by テラスちゃん at 20:33 Comments( 0 ) 庄内校 アート